仕事を楽しむ~司法書士の現場
司法書士の柏村です。
昨日,スタッフと司法書士の職場作り,仕事にあり方について少し話をしました。
そのことを今回記事にします。
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*短い時間のなかで効率よく仕事をするには。
*モチベーションをあげるには。
*司法書士として,将来につながる姿勢とは。
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どれも大事な課題です。みなさん,どう考えていますか?
1日,24時間は,だれでも同じです。
さらに,うみかぜは,残業がありませんから,業務時間は7時間30分しかありません。
そのなかで,「忙しいから,無理」が口癖になったり,「今日も,予定の半分以下しかこなせなかった」と感じることは,忙しい日々ではよくあることです。
これを克服するには,「時間を自分がコントロールする」という意識と行動が必要です。
時間に追われると,スケジュールどおりにならない,ストレスがたまるという,負の領域で仕事をすることになります。
だから,時間は自らが管理するんだという気持ちが大事になります。
理想的な1日の動き(私の場合)
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◆午前中(8時半から正午) ~大事な事務作業を集中して片づける(ここで8割がた終わらせる。)。
◆午後1時~3時半 ~面談・外回りの仕事をする。
◆午後3時半~5時 ~電話やメールの対応,明日の準備,資料作成など
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いつも思い通りにはいきませんが,多少の区切りを作っておくと仕事にリズムが生まれます。
このリズムが大事で,モチベーションの維持にもつながってくるのです。
つまり,午前中の取組みが,その「1日」の流れをつくると考えると,午前中集中するにはどうすべきか,を常に考えて行動するようになります。
そして,午前中がそこそこ上手くいくと,午後もスムーズに,気持ちにゆとりを持って仕事をすることができます。
1日のなかに,リズムを生み出す工夫をしましょう。
そして,お昼が終わって,5分程度マインドフルネス(瞑想)などを入れるとさらにフレッシュな気分が維持できると思います。
次に,事案への取組み姿勢について,将来につながる司法書士の姿勢とはどのようなものでしょうか。
これは,登記案件であれ,訴訟・後見案件であれ,全ての事案について「個別・具体的な検討」をするということ。
当り前と感じていらっしゃるかもしれませんが,知らず知らずのうちに,事案を「あるパターンに当てはめ」て,事案の処理をしている場合があるのです。
「個別・具体的な検討」は,依頼者の要望・願いであり,司法書士(プロ)として汲んでいかなければなりません。
「私だけの相談をしっかりと聞いてほしい。困っている私だけの事情をわかってほしい。」
その想いを大事にして,細部や周辺の事情を見落とさないように,しっかりと聞く。
私は,その姿勢が司法書士そのものの価値であり,法律家を組成する大部であると思っています。
「ひとに興味を持とうね」なんて言ってますが,それが仕事の楽しみでもあり,自己を成長させてくれるものと信じています。
出来事や出会いが(個別・具体的な検討を通じて)自分を成長させてくれると思うと,毎日がワクワクしてきませんか。
離島であっても,司法過疎地であっても,司法書士として成長できる。そして,素敵なスタッフに囲まれて仕事ができる。毎日の仕事が楽しく感じる「幸せ」は,きっと貴重な経験になると思います。
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まとめ
1 「時間をコントロールするんだ」という強い意識をもって,行動する。
2 個別・具体的な検討を大切にする。
3 ご依頼いただいた案件,そして,ひとの出会いを,自己の成長につなげる。
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